最近は日帰り、遠征問わずライブに行くのに身分証明書が必要なことが多くなっています。
未成年と見間違われないためであったり、ライブ入場時の本人確認であったり。
ライブ遠征にはどのような身分証明書を持っていけば良いのでしょうか。
ドームクラスの人気アイドルやバンドを中心に、入場時の本人確認をするところは増えつつあります。
しかし、どの身分証が使えるかは統一基準がなく、それぞれ異なっていることが多いです。
「あのアイドルでは保険証大丈夫だったけどこっちのバンドはダメ」ということがよくあります。
ですから、まずは公式サイトの案内を隅から隅まできっちり読みましょう。
「読んでなくて違う身分証を持ってきてしまった」というのでは入れてもらえないことがあります。
ライブ遠征に持参する身分証明書として望ましいのは「写真付きの身分証明書」です。
ライブによって使えたり使えなかったりする場合がある身分証は
・パスポート
マイナンバーの前身とも言える住民基本台帳カードはすでに新規発行が終了していますが、ライブの身分確認に使えるかどうかは公演により違いますので、新しいマイナンバーカードの方が無難です。
公的機関の発行であることがベスト。
ライブの公式サイトでも、後述する本人確認時に使用できる身分証明書は書いてあります。
幅広いライブで使える身分証明書としては
・自動車、バイク、原付、船舶など持ち歩けるカードタイプの乗り物の運転免許証
・マイナンバーカード
がありますので、まずは上記どちらかを取得するのが一番です。
高校卒業頃の年齢になれば運転免許を取りに行く人も多いかと思いますので、それを遠征時にも持って行くのがまず基本です。
免許を取りに行く予算が厳しい人でも、マイナンバーカードなら安く取れます。
自動車や原付の免許をすでに持っている人なら、そのまま使うことができます。
これに加えて、
・中高生・大学生・院生、専門学校生などは学生証
・会社勤めの社会人の場合、社員証
・国籍が日本以外の国の場合、在留カードもしくは特別永住者証明書
も有効とするライブが主流です。
保険証は写真が入っていないことも多いので、ライブの身分証明に使えないこともあります。
ライブによってはどの身分証が使えるか、公演独自の基準が設けられることもあります。
特に激戦の大手ライブは公式の説明を隅から隅まで読みましょう。
特に激戦の大手ライブは公式の説明を隅から隅まで読みましょう。
ライブによって使えたり使えなかったりする場合がある身分証は
・パスポート
・戸籍謄本
・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、福祉手帳
・顔写真つきのクレジットカード
・年金手帳
・顔写真つきのクレジットカード
・年金手帳
・住民票
などがあります。
自分の手持ちの証明書が使えるかわからないときは曖昧なままにしておかず、早めにFCやイベンターに問い合わせましょう。
適当にしておいて「これでいいよね?」と持って行ったものが対象外で、入れてもらえなかったら泣くに泣けません。
音楽業界が立ち上げた公式チケット譲渡サイト「チケトレ」では運転免許証・健康保険証・パスポート・マイナンバーカードのいずれかとなっています。
幅広く使えるものはやはり上記のリストが良いです。
通っている先が変わっても、他のことでも使いやすいですし、現段階で厳しい身分証明書チェックが行われていない所やチケトレ未加入のバンドに通っている人でも、どれかは取得しておきましょう。
上記のことを考えるとライブに持参する身分証明としては運転免許証がベスト、次にマイナンバーカードと言えます。
中学〜大学や専門学校生なら学生証があります。
中学生は免許が取れませんし、高校でも厳しい学校なら原付免許すらダメという学校も多いので学生証が使えると助かります。
多くのライブでは、中高生なら学生証はOKということになっています。
大学生や院生も学生証が使える場合は多いです。
しかし、学校によっては学生証が写真付きになっていない場合もあり、これではライブの身分証確認に使いづらい場合もあります。
このような事情から、ライブによっては学生証が使えないところもあります。
星野源の2019年ツアーでは「19歳以上は学生証が使えない」とされています。
また、SEKAI NO OWARIでは使える学生証を持ってこない人が多すぎて「学生証は本人確認に使わない」ということになってしまいました。
しかし、学生証はライブの身分証明書確認がなくても遠征に必要なことが多いので必ず持って行きましょう。
学割はライブ遠征には使える?
交通機関や飲食店の各種割引はもちろん、図書館や水族館、動物園などの暇つぶし場所でも学生証の提示でさらに安くなることもあります。
学生証が使えるライブでも、「自分の学校の学生証は写真貼らないけど大丈夫?」と思った時はイベンターに問い合わせて、対処を仰ぎつつマイナンバーカードの用意をしておきましょう。
小学生だと公立は基本学生証なし、私立でも学生証がないことがほとんどなので、マイナンバーカードを作りましょう。
激戦の大手ライブで、身分証確認が厳しいところは親の付き添いがある子供でも、身分証チェックは1人1人行われます。
一部私立小学校では「児童証」という学生証に準じるものがありますが、これが使えるかどうかもイベンターに直接聞きましょう。
海外旅行をする可能性のある人なら、パスポートを取っておくといいでしょう。
これもライブの身分証確認で使える公演は結構多いです。
ただし以下のことに注意してください。
・発行まで最短8日かかる
・申し込みは役所が空いている平日が基本(一部土日対応窓口あり)、戸籍謄本が必要
・5年用で11,000円、10年用で16,000円必要
後述のように期限切れにも気をつけましょう。
「パスポートが切れていたけど再発行に時間がかかる」「学校や会社を急にやめてしまってフリーターなので学生証や社員証がない」という場合、他の身分証発行まで時間がかかる場合もあります。
そんな時は教習所に行く必要がなく、学科試験だけで即日取れる免許証を取りましょう。
これに当てはまるのは小型特殊免許、原付免許です。
とはいえ、小型特殊免許はコンバインなどの運転に使うので、農業地帯はともかく市街地に住む人だとあまり使い道はありません。
ネットで対策問題(スマホ対応アプリもあり)がすぐ見つかって日常使い道も多い原付免許が一番です。
もっとも、小型特殊免許も問題の大半は原付と被っています。
あとは交通標識をできるだけ覚えておきましょう。
身体の事情(弱視など)で免許が取れない人以外でしたらこの両方の免許が最も短期間で取れます。
平日だけしかやっていませんが、提出する書類(住民票)の確保と勉強、試験当日提示する保険証があれば大丈夫。
月〜金曜日まる1日休めるのならば取っておきましょう。
免許が身体や年齢の事情で取れない人は、マイナンバーカードしかありません。
視力が免許の基準に満たないなどの身体障害があり、障害者手帳が本人確認用として認められないライブの場合はマイナンバーカード一択になります。
上記の通り、小学生もマイナンバーカードということになります。
料金も初回無料(通知カードを無くした場合500円)ととても安くつきます。
しかし、マイナンバーカードは役所で交付申請してから1ヶ月かかります。
急なライブには間に合わないことも多いので、ホールやスタジアムクラスのツアーが当たり前の大手のグループに通っている人はすぐ作りましょう。
今現在身分証チェックのない所に通っている人も、動員が急激に増えてきているところや大手事務所はいつチェックが始まってもおかしくありません。
今のうちに申請をしておきましょう。
今のうちに申請をしておきましょう。
引越しをした人は速やかに新しい住所で作り直しましょう。
まず確実に必要なのは、深夜の公演の入場時です。
これも各公演の公式サイトの参加条件をよく読みましょう。
自治体の条例などで未成年の出歩きが禁止の時間帯に行われるライブでは、入場時にチェックが行われます。
未成年が入れない深夜公演が中心のレゲエのようなクラブ系ジャンルのファンの方は必ず持っておきましょう。
フライヤーや公式サイトに「IDチェック」と書いてあったら身分証明書の持参必須です。
また、年末年始のカウントダウンライブでも、開催時間が深夜のため未成年の入場に制限がかかりますので必要です。
これも各公演の公式サイトの参加条件をよく読みましょう。
ロックバンドやソロ歌手、アイドルのような昼間公演中心のジャンルでも、最近はチケット転売屋対策として身分証明確認が行われることが増えています。
特にトップクラスの人気アーティストやアイドルの場合は全員身分証確認が増えています。
そこまで知名度の高くないクラスのFC限定ライブでも、FC会員証とともに身分証明の提示が必要なことがあります。
ももクロのように、FC会員証に顔写真を登録して身分証に近い機能を持たせるIC会員証の導入も進んでいます。
場合によっては、本人だけでなく同行者も身分証の提示が必須なことがあります。
公式のチケット譲渡サービス「チケトレ」を利用する際にも身分証明が要ります。
いずれにしろ、必要ならば公演の案内とともに必ず公式サイトで告知されますのでしっかり隅から隅まで読みましょう。
転売屋対策の厳しい人気ジャンルや大手事務所所属バンド・アイドルのファンの方は、いつチェックが厳しくなってもおかしくないので必ず公的な身分証明書を早く作りましょう。
小さなお子様をライブ会場併設の託児所に預けたい時も、ほとんどの場合身分証明書が必要となります。
託児所用の身分証明書は免許証か保険証が使われることが多いです。
バンド系だとあまりありませんが、アイドル系だと「親子席」が設けてあることもあります。
最近はこの親子席でも、親子の証明書提示が必要な場合もあります。
乃木坂46では住民票か保険証の提示が必要となっています。
親子確認までするケースはあまり多くはありませんが、「同居する実の親子」でないお家もあります。
「事情があって同居していない親子」「血縁関係がない養子縁組の親子」「養子縁組をしていない」など個別のケースに関しては、早めに公式に問い合わせをして対処を仰ぎましょう。
運転免許以外の、職業に関する国家資格の免許証をライブの本人確認に使うことは基本そうありません。
医療系や教職系、調理系の免許だとサイズが大きすぎるので持っていくのに向かない上、写真もありませんからね。
ただし、建築士免許は最近写真入りのカードタイプへの変換が進められており、ライブの身分証明に使えるところも少しづつ出てきました。
嵐のコンサートツアーでも建築士免許が本人確認に使えます。
ライブの本人確認には、顔写真付きの証明書がおすすめなのはこれまでに書いたとおりです。
顔写真が入っていないキャッシュカードや保険証は使えないことが多いです。
ただし、ライブによっては顔写真なしの書類でも2種組み合わせればOKと言うこともあります。
嵐のコンサートだと、保険証や住民票などと、キャッシュカードの組み合わせが可能でした。
結構この組み合わせもややこしいことが多いので公式からの案内を熟読しましょう。
と言うかやっぱり顔写真付きの証明書持った方が早いです(苦笑)
ライブ本番だけでなく、遠征の場合はその旅行中に必要になることもありますので、今身分チェックが厳しくない小さめのバンドや地下アイドルに通っている人も、やはり身分証明書は必要です。
ネットカフェ利用時には、会員証作成や深夜利用時に必ず身分証明提示が要ります。
深夜のゲーセンやカラオケ利用も未成年は禁止なのでチェックされます。
宿泊施設でも、ラブホテルのような未成年が利用できない施設を利用する時にも身分証チェックが入ります。
童顔小柄で間違えられやすい人は必ず持っておきましょう。
ライブから宿に戻る時も、童顔の方は警察に職務質問される場合がありますので、必ず持参しましょう。
身分証明書の中には、期限があるものが多くあります。
多くのライブでは、期限が切れた身分証明書は無効とされますので、入れてもらえなくなります。
ちゃんと期限前に更新して失効しないようにしましょう。
免許書はこまめに通知が来ますので必ず更新しておきましょう。
パスポートも期限前に更新が大事です。
忘れがちなのがマイナンバーカードも期限があると言うことです。
・20歳までは、発行日から5回目の誕生日まで
・20歳以降は、発行日から10回目の誕生日まで
がマイナンバーの期限です。
うっかり身分証を忘れた場合、大目に見て入れてくれた事例が過去に全くないとは言いませんがあてにしてはいけません。
最近はきっちりと「いかなる理由でも身分証忘れは入場不可」と明記してあるところは多いです。
ですから、身分証確認があるライブでは絶対に忘れない、無くさないようにしましょう。
激戦ライブでかつ、悪質なファンが多い場所だと最悪の場合盗まれることもあり得ます。
万が一身分証の盗難にあった場合は、即座に警察とライブ主催者に届出ましょう。
公式サイトに書いてあるのを読んでいなくて間違えたものを持ってきた、期限が切れていたというのは論外です。
まずちゃんと公式サイトの記述を隅から隅まで読みましょう。
しかし、身分証チェックの強化の流れがごく最近だったのでなかなか現場のスタッフに注意が行き渡らず、稀に「ちゃんと公式のリストにあった通りの証明書を持って行ったのにスタッフに断られ入れなかった」というトラブルも起こっているようです。
運転免許証だと身分証としてよく知られているのでこのようなトラブルは起こりにくいのです。
しかし入場チェック担当のスタッフは大きな公演になればなるほどその日だけ雇われた単発のアルバイトが増えます。
「世の中に、免許証以外どんな身分証があるのかよくわかっていない」スタッフが混じる可能性があります。
「世の中に、免許証以外どんな身分証があるのかよくわかっていない」スタッフが混じる可能性があります。
免許証やマイナンバーカード以外の障害者手帳や外国人登録証などの身分証を持参する人は、公式を熟読し心配だったら早めにイベンターに問い合わせましょう。
問い合わせたメールのログは印刷するかスマホやタブレットの中に保存して、すぐ出せるようにしておきましょう。
結婚したり養子に入ったり、逆に離婚や養子縁組解消で改姓することもあります。
また、なんらかの事情で名前や漢字表記を変えることもあります。
そうした時は、手持ちの身分証を早めに書き換えてもらう手続きをすぐ行いましょう。
手続きがライブまでに間に合わない場合は即座に主催者に問い合わせ、対応を仰ぎましょう。
最近は一部のチケット譲渡サイトで、「身分証を貸します」という書き込みをしている人もあります。
しかし、絶対に身分証貸し借りの書き込みに応じてはいけません。
なぜなら、他人の身分証明書を使うことは犯罪だからです。
貸した側、借りた側双方犯罪になります。
ライブ主催者に対する詐欺にもなりますし、運転免許証だと道路交通法違反にもなります。
他人名義の免許証を使うと、逮捕される可能性もあります。
入れてもらえないだけならまだしも、警察に突き出されて前科者になるのは割が合いません。
それに、「身分証偽造してあげる」「偽造の方法を知っている」と持ちかけるような人は大抵やばい人なので関わると後々厄介なことになります。
身分証貸し借りが発覚した場合、FC追放やライブの永久出禁といった厳しい措置をとる事務所も増えています。
民事訴訟になる場合もあります。
仕事をクビになったり、学校を退学処分になったり、最悪逮捕されて実名報道されては社会生活も難しくなり今後のライブどころではなくなります。
もちろん、身分証偽造は論外です。
有印私文書偽造や有印公文書偽造(免許書の偽造)といった犯罪になりますので、これも退学や懲戒解雇になる危険が大きいですし、ライブからも永久出禁になる可能性はさらに高まります。
正しい手段で、自分の身分証明書を取得しましょう。
身分証を他人に貸すのもダメです。
チケット詐欺や勝手な口座開設(目的が犯罪)に悪用された例もありますし、個人情報を渡すことになりますからどんな犯罪に悪用されるかもわかりません。
勝手にあなたの名義で多額の借金をされたりする危険性もあります。
勝手にあなたの名義で多額の借金をされたりする危険性もあります。
身分証の貸し借りには絶対関わらないようにしましょう。
ライブハウスによっては、ドリンク交換の時アルコール希望者には身分証提示が必要な場合もあります。