問題になっているライブチケットの高額転売に対抗すべく、2017年からスタートした公式チケット譲渡システム「チケトレ」。
どのように利用したら良いのでしょうか?
行けなくなったチケットのお譲りを、定価+手数料でできる音楽業界団体公認のサイトです。
運営はぴあが担当しています。
公式に認可された譲渡サイトですので、ここで譲ってもらったチケットで入場してもFC会員資格停止や入場拒否といった処分を受けずにすみます。
定価+手数料でのみ取引ですので、ぼったくられないですむメリットもあります。
取引の代金はチケトレ運営が中間に立って預かり受けわたす形となります。
個人取引よりも送金方法で揉めなくて済みます。
個人取引よりも送金方法で揉めなくて済みます。
チケトレを利用するのには、会員登録をすることが大事です。
会員登録には、メールアドレスかFacebook・twitter・Googleのアカウントいずれかが必要になります。
そして本人確認のために身分証明書の画像をフォームで送る必要があります。
身分証は運転免許証、保険証、パスポート、マイナンバーカードのいずれかです。
本人確認審査に2日はかかりますので、ギリギリに登録しても間に合いません。
早めに登録を済ませておきましょう。
決済はクレカ、携帯、コンビニ払いのいずれかですので、クレカが作れない人でも大丈夫です。
チケットを購入する側のみ、未成年も可能です。
未成年のライブ遠征はどうすればいい?
出品(譲渡)する側は、18歳未満は不可となっています。
ですから、未成年の人はチケトレで買えても、自分の余っているチケはお譲りできないことになります。
FCでチケットを申し込む際に余らせないように気をつけましょう。
チケトレ事務局の判断によりNGとなる場合もあります。
電子チケットや無料配布チケット、業界内の招待チケットは全面禁止です。
紙チケットの場合でも記載事項が読めなくなるほど汚れていたり、塗りつぶしがあったりするとダメです。
また、その他様々な理由でNG判定を食らうこともあります。
この判定がすぐにできるわけでもない場合もあるので、出品には余裕を持った日数で出しましょう。
出品する側の手数料は今の所かかりません。
しかし、購入する側は取引手数料がチケ代の10%+送金システム手数料380円+決済システム手数料チケ代3%
郵送受け取りだと送料がさらに510円かかります。
元のチケット代にもよりますが、チケ代の高いドームクラスの公演だと結構かかりますね。
しかし、ダフ屋や転売屋から購入してぼったくられたり、FC会員資格停止や出禁になるリスクを考えたらそう高くはないかもしれません。
チケット代そのものは定価が基本ですから、どんな席でも値段が青天井になることはないです。
チケットの受け渡しは郵送かコンビニ発券、ケイタイ払いになります。
本人同士の対面受け渡しはできません。
知らない人と顔を合わせるのが怖い、個人取引で当日バックレられた苦い経験があるという人にはいいでしょう。
知らない人と顔を合わせるのが怖い、個人取引で当日バックレられた苦い経験があるという人にはいいでしょう。
ですから、ある程度日数に余裕を持っての取引が望ましいです。
クレカかケータイ払い+コンビニ発券がもっともギリギリまで可能ですがそれでも2日前です。
出品審査でNGを食らうこともあるので、できれば10日くらい前まで、遅くても1週間前には出すようにしましょう。
チケトレはぴあが運営していますので、概ねぴあで一般やweb優先チケットを販売してきたアーティストが中心です。
有名なところでは絢香やBRAHMAN、藤井フミヤ、Linkd Horaizon、Hi-STANDARDなどが可能です。
アイドル系だとでんぱ組.incや超特急なども出されています。
音楽以外には演劇やスポーツイベントのチケットも出されています。
「このバンドは出していいのかな?」と思ったら「公演登録依頼フォーム」から申請してみましょう。
フェスのチケットも出品されるようになってきています。
とはいえ、まだまだ始まったばかりですので課題も多いです。
手数料の高さが、予算ギリギリの人には厳しい、、という意見も少なくありません。
また、登録や審査、取引にかかる日数があるので「急な仕事が入って行けなくなった」という時に対応しきれない場合もあります。
ジャニーズのようにFCチケすらギリギリ送付が常習的な事務所ですとこれも厳しいです。
今後改善、改定されていくところがあるかもしれませんので公式をこまめにみておきましょう。